「水交会」発会に酔う
今にして思えば、 青春時代の喜怒哀楽の全てが
あのキャンパスに凝縮されていた。
その感性はなお今充分に 自らを支配している。 単に「茨城大学卒」という肩書きだけでなしに、いわばかけがえのない「ルーツ」がそこにあった。
水戸の地を巣立って幾星霜、それぞれにはそれぞれの航路があった。
「天地にあまねき真理を求めて」とありったけの声を張り上げながら、
死語になりかけていたノスタルジーという言葉が脳裏をかすめる。
今、ひととき200余名が首都に集まり、色目俗事を離れて、あたたかき光りとぬくもりを満喫する。
そして心新たにと、明日からのスタートに思いを馳せる。
1995.9.9 幹事長 清水 秀雄氏文理・政経・11回生
平成7年9月9日、新制茨城大学第1回(昭和28年卒)から第18回(同45年卒)までの文理・人文学部政経・経済学科の在京同窓会を構成員とする親睦団体(通称・水交会)の設立総会が、浦安市のシェラトン・トーキョウベイ・ホテルで開催。
恩師と第一回生当日は200名を超える同窓生の出席の下、第一部の総会が作山友之氏(第12回・39年卒)の総合司会で、まず、安藤康正氏(第1回・28年卒)が挨拶に立ち、会発足に至る経過報告を行った。
氏は挨拶の中で、在京同窓会相互の交流を一層深めたいと設立動機を説明、更に準備の都合上第18回までの卒業生での発足となったが第19回(46年卒)以降の同窓生対応については今後の課題として取り組んでいく旨報告した。
次に、水交会会則案・運営組織案および役員人事案について、清水秀雄氏(第11回・38年卒)より提案説明がなされ、全会一致で少承認された。
恩師と4回生
恩師と8回生来賓の紹介、第二部の懇親会へと移行。
まず、来賓を代表して、文理・人文学部同窓会本部・吉田文二郎会長より暖かい祝辞披瀝が。
次に、現人文学部長でもある鈴木邦武副会長より大学の現況報告があった。
平成七年の人文学部の入学生は女子の数が男子を上回ったとのこと、またコミュニケーション学 科の新設予定があること等、母校の新しい時代の流れをひしひしと感じさせられた。
また、津田隆先生は当時と全く変わらぬ意気軒昂な津田節を披露され、会場の寡囲気が大いに盛り上がったところで山口直方氏(第三回・同三〇年卒)の音頭で乾杯へと進んだ。会場内の各テーブルでは午後のひととさを、若かりし頃の思い出話や近況報告に花が咲き、会終了後も別れがたくそれぞれ二次会へ向かう姿が見受けられた。
尚、前述各氏の他に次の方々に来賓としてご出席を頂いた。
−永田忠哉先生・武井邦夫先生・野口芳男同窓会副会長・大畠一芳同幹事長・赤津俊幸同理事−
当日決定した役員<第1期>は次のとおり。
会長・安藤康正(第一回卒)/副会長・糸口 信(第二回卒)/副会長・山口直方(第三回卒)
常任理事:幹事長・清水秀雄(第十一回卒)/総務・作山友之(第十二回卒)/会計・鈴木康夫(第十四回卒)/監事・小貫裕文 (第十七回卒)
懇親会風景仲田正夫(文理・経・十七回卒)記